中国人にとって「最高の食べ物」

昨日ブログで「中国：『セミ』を食べることが大流行」というニュースを取り上げました。
セミ食べたいよミーン！！！と書いたところ、結構反響がありました。

そしてブログ村の上海情報をチェックしたら、なんと食べた方のブログがありました！

中国(上海)で起業した個人事業主の挑戦：セミを食べちゃいました！
↑写真あり、一見の価値あり！

浙江省や江蘇省で食べられるということは、上海でも提供しているところがあるはず。
上海でのセミ食情報求む！
できるなら近場でサクッと済ませたいです。
ファストフード感覚。

ゲテモノ
　
さて、そんな中国の食べ物事情。
面白い記事があったので紹介します。
　
「最高の食べ物」中国人、豚肉への特別な思い…米企業買収を狙う　

豚肉のために米国の会社を買収しようとしている、という話です。
　
引用　
なぜ米国の会社を買収しようとしているのか。そこには豚に対する中国人の特別な思いが詰まっている。
「貧しかった子供のころ、１年に１回、１２月２６日にだけ配給があった豚肉が最高のごちそうだったね」
上海郊外に暮らす５０代の男性は遠くを見るような目で話した。　

この部分が非常に興味深い。
　
１９５０年代から７０年代にかけ、毛沢東が提唱した経済建設運動の大躍進、大衆を動員した政治権力闘争の文化大革命が吹き荒れた中国。庶民は飢餓に苦しんだが「豚の角煮」が大好物だった毛沢東の誕生日である１２月２６日だけは違った。
　
毛沢東や文革が関係してくると言うドラマチックな内容。

毛沢東が好きだったと言う「豚の角煮」はおそらく「東坡肉（トンポーロウ）」。


↑日本でも購入可。
　　
「豚肉こそが最高の食べ物だと思うようになった」と、この男性はいう。　

結局のところ人間は過去に「おいしい！」と思ったものを追い求めるのだなぁ、なんて思ったのですが、政治や戦争などが絡んでくるとただの好物というだけではすまなくなりますね。
執着ですね。

なかなか面白い内容だったので、授業に使いたいと思います。　

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