抗日ドラマの“娯楽化”に中国俳優が苦言

　
とてもすばらしい発言なのですが、心配です。
この俳優、今後お仕事が来なくなるのではないでしょうか。。。
　
抗日ドラマの“娯楽化”に中国俳優が苦言　「青少年を誤った方向に誘導してしまう」　

引用　
全国政治協商会議（政協）第１回会議に出席する中国の俳優、陳道明氏は、抗日を題材にした映画やドラマが娯楽化されている現状について、「ふざけている」と自身の見方を率直に語った。　

「抗日」は中国語で「日本による（中国への）支配や侵略に抵抗すること」を意味します。
「反日」とはちょっと違います。
でも「反日感情」を培うのには十分な題材なので、この俳優が言っていることはもっともだと思います。
　
陳氏は、「中国を侵略した旧日本軍に女性兵士はいなかった。だが、一部の抗日ドラマは視聴率を取るために歴史を思うままに改ざんしている。これは、歴史の娯楽化だけではなく、歴史の『歪曲』だ。われわれは歴史の人物を演じることはできるが、歴史を捻じ曲げることはできない」と憤慨。「これは価値観の問題。史実と異なる抗日ドラマの氾濫は、青少年を誤った方向に誘導する」と苦言を呈した。　

戦争を美化するということではなく、歴史の改ざん、歪曲に視点を置いています。
思っていてもなかなか言えないこと。
特にこの国では。


反日教育～反日（抗日）運動
中国や朝鮮の反日運動について

結局のところ「見る側」次第だとは思うのですが、入ってくる情報を１００％信じてしまう人がいることも事実。
私だってデマなどに踊らされるときがありますから。

「作る側」にこの俳優のような意識がある人が増えれば、自然と日中関係も良くなっていくと思うのですが、どうでしょう。
これは中国だけじゃなく、日本も同じです。

↓参考

マスコミ報道（TV、出版）どうなの？

ただ、こういう話題もありました。

増え続ける抗日テーマ、中国ドラマ界の現状とは―映画評論家　

なぜこれほどまでにみなが抗日ドラマを撮影したがるのだろうか。浙江緑城伝媒公司の周偉成総経理は、「時代劇は審査が厳しく、間諜ドラマはゴールデンタイムでの放映が禁じられている。抗日ドラマを撮れなければ他に撮れるものはない」　

撮るのが容易（許可など）で、視聴率もそこそこあって、愛国的な評価をもらえるからといったところでしょうか。
スポンサー以外にも国家のチェックがあるから仕方がないのかもしれませんね。。

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