上海の住宅はコカ・コーラ何本で買えるか？

住んでいるところの近くにこんな看板？がありました。



↑マンションの部屋を売ります　

これを見たときに、こんなことを考えました。
「このマンションはコカ・コーラ何本で買えるのか？」

平均月収で考えるのは、格差が激しいこの国ではあまりあてにならないので、いつものようにコカ・コーラで考えます。

赤いほうの「新安公寓　2房2庁　95㎡」に注目してみます。
2房2庁は2LDKです、とうちのスタッフさんが言っていたので2LDKで考えます。
（間違っていたら教えてください）

価格は310万元。
日本円で約4340万円（14円計算）です。

この新安公寓の環境もチェックしてみましょう。


↑地下鉄の駅から徒歩10～15分ぐらい。
少し移動すれば大型スーパーやデパートもあります。
割と静かな場所だと思います。

11月の平均価格は32388元/平米。
95㎡で310万元ですから、まぁ妥当かと。

中国でのコカ・コーラの値段は500mlで「3元」とします。



↑安いお店もありますが、大体3元。

2LDKの価格は310万元。
1033333本買えます。

コカ・コーラ100万本以上。
上海の2LDKはコーラ100万本とお考えください（笑）

さて、ここからが本題。

日本でコカ・コーラが100万本買える金額では、どの程度のマンションが買えるのでしょうか。

日本でのコカ・コーラの値段は500mlで「100円」とします。

炭酸の刺激と独特の味わいで、のどの渇きを癒してくれる炭酸飲料！コカコーラ 500mlペットボト... 価格：103円（税込、送料別）

↑100円ショップでも見かけますので、100円とさせてください。

100円×100万本＝100000000円。
1億円です。
億ションの価値があるのか。。。

東京で1億円出せばどんなマンションが買えるのでしょうか。
三井のリハウスでちょうど1億円の物件があったので比較してみます。



213.57㎡の4ＬＤＫが買えるんですねー。

そうなると、明らかに上海のほうが高い。

っていうか1棟買えるところもあるんじゃないでしょうか。

上海のマンションは高すぎるので、サラリーマンが一生働いても買えないなんて話をよく聞きますが、間違いではなさそうですね。
ちなみに2011年の上海の平均月収は4331元。
310万元のマンションを買うには、月収を丸々使っても60年近くかかる金額です。
しかし、中国は70年ぐらいで部屋の権利は国に戻ります。
つまり、払い終わる頃には強制的に出て行かなければならないという。。。

なんだか諸行無常ですな。
上海人の男性は家がないと結婚できないとか。
バブル崩壊を待つしかないのかな？

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