中国：教育庁がニセモノの辞書を配布

日本語教師のブログなのに仕事のことをほとんど書いていません。
にほんブログ村の日本語教育ランキングにも登録している手前、日本語教師だということを忘れられないために書いておく授業の様子です。

ニュースを説明するという授業を行いました。
ニュースで使うような単語はまだ勉強していないものも多いので、
「わからない言葉は辞書で調べてもいいですよー」と言ったところ、

「先生、中国にはニセモノの辞書もあります」との答えが。

まぁそれくらいあるだろうなと思っていたら、なんと最近そのニセモノの辞書がらみのニュースがあったとのこと。
中国では1週間ぐらい前に報道されたようです。
　
腐りきった辞書…粗悪な類似品、小中学生に配布　

盗版新华字典发给学生忽悠谁，教育腐败误人子弟　（中国語）
　
引用　
中国政府が今春、全国の農村の小中学生１．２億人に小型辞書「新華字典」を、地方の省などを通じて無料配布した際、内陸部の湖北省がこの辞書を購入せず、粗悪な類似辞書を大量に配っていたと、中国共産党機関紙・人民日報などが報じた。　

どうして粗悪な辞書を配ったかというと、
　
廉価な類似品を本物（１冊約３３０円）より高い値段で購入したことにして子供に配布。地元出版社から多額のキックバックを得たとみられている。　

予想通りです。
お金がほしいですもんね。

　

このニュースが報道されてドキッとした地方政府もあるんじゃないでしょうか。

使える辞書ならともかく、誤字脱字も多い辞書だったというのも問題になっています。
　
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今度は「ネズミ頭」の混入事件、中国人は一体何を食べればよいのか？

中国人だけじゃありません。
中国に住んでいる我々にとっても大問題です。　

今度は「ネズミ頭」の混入事件、中国人は一体何を食べればよいのか？―中国報道　

引用　
中国浙江省温州市の高校で、朝食のおこわにネズミの頭が混入していた問題を受け、中国では「食の安全問題」にさらなる暗雲が立ち込めている。　

そのねずみの頭入りのおこわの写真はこちら。

※閲覧注意








みごとなまでの「こんにちは」。

他の写真は→温州一中学食堂糯米饭中吃出老鼠头(图)（中国語）

事件が起きたのは７日の朝。全寮制の瑞祥高中（高校）で生徒たちが食堂で朝食を購入し、教室に戻って食べ始めたところ、おこわの中にネズミの頭が混入しているのが発見された。ネズミの頭は乾燥していたことから、おこわの材料として前日に購入した乾燥しいたけに最初から混入していたのではないかとみられている。　

高中というのは日本の高校にあたる機関だと思っていただければ大丈夫です。
高校生だからみんな携帯電話やスマホを持っているでしょう。
「なにこれ！写真撮らせて！」「うわーやべーよこれ」という風に騒ぎになったのでしょう。
そしてQQや微博であっという間に画像のシェアが完了して、瞬く間に拡散していったのでしょうね。

こういう事件がおじいさん、おばあさんたちの中で起きても外には出ません。
携帯電話の写真機能なんて使わないでしょうし。
みんなと情報をシェアするのが好きな高校生の間で起きたからこそ、日本人であるポンコツにも知るところとなったのです。

だからといって頻繁に起きていいよというわけではないのですが。。。

中国産食品の安全性

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