難しい

今日は残業扱いで8時間授業でした。
昨日が端午節で休校、今日は振り替え休日で生徒の予約希望が多かったため、本来の月曜休みを返上しての授業でした。

後半の4時間が、高級－初級－高級－初級という組み合わせでした。
頭が簡単に切り替わりません。

高級では日本語だけで文法説明を行うことができるのですが、初級となるとそれはできません。
習っていない言葉などを使うことができないため、言葉を選びながら、中国語表記でも似たような日本語を使い板書するという方法をとるしかありません。

中国語をもっと勉強して中国語で説明すれば一発で解決するのですが、日本語学校で日本人が中国語を使って説明するのは本末転倒だと思っていますので、できる限りしたくありません。
（通訳レベルともなれば別ですが…）

世界に通用する日本語教師になりたいので、他の国の言葉を一切使わずに、日本語だけでわかりやすく教えることができるようになりたいです。
ポンコツなりに頑張っています。

埒があかない

以前も書いたある生徒の授業がありました。
基本が出来ていないので、応用の文法を教えたところで意味がありません。
頑張っているところだけは良いのですが…。

授業が終わった後、「さっきの文法を作り直しました」と来てくれました。
チェックのために見ると、さっき教えたことがほとんど抜けています。
仮定条件の「たら」も全部「だら」になっています。

確かに五段動詞の「飲む」などは「飲んだら」と変化します。
そのことを言ったところ、「全部”だら”だと思っていた」とのこと。
「基本が出来ていないのだから、動詞の変化など初級のテキストを見たほうがいいですよ」と助言しました。

すると生徒は「基本の本は見たから大丈夫です」と言いました。
「見ても頭に入っていないじゃないですか」
「見たから大丈夫です」

堂々巡りです。埒があかないとはこのことです。

本を見ただけで理解できるのならば教師は必要ありません。
高級の授業で初級のことを教えると、何のためにレベル別の授業をしているのかがわかりません。

教師が生徒を選ぶことが出来ればいいのになぁ、と思ってしまいました。
まだまだポンコツです。