中国の食品残留農薬に関する新基準、世界基準とほぼ同水準に

今までの基準が恐ろしいですね。。。　
　
中国の食品残留農薬に関する新基準、世界基準とほぼ同水準に―中国メディア　

引用　
中国農業部と国家衛生・計画出産委員会はこのほど、食品に含まれる残留農薬に関する国家新基準（GB2763－2014）を発表した。新基準は2014年8月1日より施行される。　

ちゃんと農家に対してのフォローもしてもらいたいですね。
「ルールを決めたよ」だけだと、本当にまずい農薬を使い続けますからね。　
　
中国の残留農薬限度量の基準は現行の2293項目から1357項目増え、3650項目となる。　

この数が多いのか、少ないのか。　

ただ、このニュースの中で日本語教師としてのポンコツが気になる部分はこの一文。　

新基準の内容は、世界基準とほぼ同じとなっている。　

「ほぼ」。

ほぼ【▽略／▽粗】　
［副］全部あるいは完全にではないが、それに近い状態であるさま。だいたい。おおよそ。
デジタル大辞泉より　

この言葉って「話し手が『ほぼ』だと思ったら使ってもいい」言葉ですよね。
他の人から見て差があったとしても、話し手が「ほぼ」なら「ほぼ」なんですよね。

完全に同じになったからといって安心できるということではないんですが、なんかひっかかるんですよね。。。　

新基準では、国際食品規格等を作成するコーデックス委員会がすでに限度量を制定した規準が1999項目含まれる。うち、1811項目（90．6％）は、中国基準とコーデックス委員会基準が同等、あるいは中国基準がコーデックス委員会基準よりも厳格となっている。　

国としてはやることはやっていると思いますが、実際に農薬を使っている層に対してビシバシやっていただきたいなあと思います。

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中国：上海が最低賃金を引き上げ、全国最高に

↑この表だけでも相当な差があります。
　
北京、上海、天津が最低賃金を引き上げ、上海は月１８２０元―中国　

引用　
北京と上海、天津は最低賃金を４月１日から引き上げた。この結果、上海の最低賃金は全国最高の月額１８２０元となった。　

最低賃金が１８２０元です。
ポンコツお得意（というかそれしか出来ない）のコカコーラ換算で見てみます。
600mlのペットボトルのコカコーラが１本３元ですから、最低賃金で約６０７本買えます。

日本だと500mlのコカコーラが130円ぐらいでしょうか。
100円ショップで買えるところもありますから、100円で考えてみても100×607で6万700円。
130円（4月1日から消費税が上がったから価格が変わっていると思いますが）だと7万8910円。

これが月額の最低賃金。

ちなみに時給で見てみると、

北京は月額１４００元から１５６０元に、時間給は１５．２元から１６．９元に引き上げられた。上海は、月額１６２０元から１８２０元、時間給は１４元から１７元になった。天津は、月給が１５００元から１６８０元、時間給が１５元から１６．８元に引き上げられた。　

最低時給は17元。
コーラで見ると5本ちょっと。
マクドナルドのビッグマックセットは昼間19元（たしか）ですから、マクドナルドで1時間働いてもビッグマックセットが買えません。

日本の最低賃金はこちらを参照。
地域別最低賃金の全国一覧

これでもかなりよくなったと思います。
5年ぐらい前はマクドナルドは10元以下、8元程度だったといいますから、3倍です。

まぁ物価も上がっていますからね。。。
日本のバブル景気みたいな状況といえばそうかもしれませんが。。。

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