点取占いで日本語教育

点取占いをご存知ですか？



↑これ。
上海で売っていたわけではなく、日本から持ってきたもの。



↑占いとは名ばかりで、よくわからない文章が書いてあるのが特徴。
駄菓子屋に通いつめていた子供の頃を思い出します。



↑仕事で使うファイルに入れたりして、今でもお気に入り。

今日はこれを使って「点取占いを作りましょう」という授業をしました。
いつかこの授業をしたいなぁと思いながら忘れてて、退職のために机を片付けていたら出てきたので、今しかチャンスがないと思い「文化」の授業で行いました。
見本用に1枚引いてもらって、自分で文章を考えるという内容です。

とりあえずルールとして、
・「1点」と「10点」は必ず作る
・あとの点数は自由
・「1点」には悪いこと、「10点」にはいいことを書く
・点が低いほど悪いこと、高くなるにしたがっていいことになる
・一人4枚引いて合計点数を競う

とりあえずポンコツも「変な人からメールが来た　1点」とか何枚か作って箱の中に混ぜました。

「10点」はやはり「日本語能力試験合格」「日本語が上手になる」といった学習者ならではのものから「上海万博に家族と行く」など上海だからこその内容が書かれていました。

「1点」は「携帯電話が盗まれる」「スリにあう」とこれもこの国ならではのもの。
その中で一番よかったのが、

「病気　1点」

ただの単語ですが、すばらしい「1点」です。
初級の学生が一生懸命書いた「1点」。すばらしい。

自分で書いたものを連続で引いた学生や、かわいい絵を描いてくれた学生など。
なかなか楽しい授業でした。

4枚の合計点数で一番点数が高かった学生は35点。すごい運です。
最下位は8点。8点もある意味すごい。
ポンコツは20点という微妙な数値でした。

点取占いは日本語教育に使える、と勝手な結論を出して終了。

点取占い 価格：105円（税込、送料別）

↑105円分以上の役目を果たしてくれました。

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