もうちょっとがんばってみる

今日学校に卒業した学生が来ました。

開口一番「中級の通訳試験に通りました！」

すばらしい。
努力の賜物です。

この学生は通訳試験が終わった日に一緒に食事をして自信があると言うことを言っていたので安心していたのですが。

その時に言ってくれた言葉。

「ポンコツ先生のニュースコーナーで見たニュースの内容が試験に出たから良かったです」

私は毎週「ニュースコーナー」という時間を設けていて、日本で報道されたニュースを独断と偏見で10個ぐらい選んで紹介して、言葉の説明や自分の意見を言っています。
リアルタイムで変わっていく日本の情勢、伝統文化は日本語学習者の興味の対象でもありますし。
この学校で働いてから2年以上続けている時間です。

そこで紹介したものが試験に出たようです。
丸々出たとは思えませんが、試験作成者と私のセンスが一致したものもあったようです。

学生は「先生方のおかげです」と非常に嬉しい言葉を言ってくれました。
日本語教師冥利につきます。
こんなポンコツでも人の役に立っているんだなぁと思って感動しました。

最近限界を感じてこの学校をいつ辞めようか、ということばかり考えていていろいろと見失っていたのですが、もうちょっと頑張ってみようと思いました。
現金なものです。

せめて契約更新までは頑張ってみよう、それまで必死に頑張ってみようと。

そんな一日。
ありがとう。

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