中国：小学校が生徒に携帯を押し売り、「購入しないなら学校に来るな」

携帯の販売業者と校長がつながっているんでしょう。
わかりやすい癒着ですね。
　
小学校が生徒に携帯を押し売り・・・「購入しないなら学校に来るな」＝中国　

引用　
雲南省曲靖宣威市にある阿都郷で、小学校が生徒家庭に携帯電話を強制的に購入させていたことが分かった。費用は通信料などが込みのパックで５００元（約８２７０円）で、学校側は教師を通じて「購入しないと授業を受けさせない」と強制していた。　

このニュースには、中国共産党が早期解決しないといけない問題がふんだんに盛り込まれています。
　
まず、貧困。　

阿都郷は指折りの貧困地帯で、生徒家庭にとって関連する出費は大きな負担になっていたという。　

格差問題ですね。
「500元」が大きな負担になってしまう地域です。
多分、1年間の学費が500元ぐらいじゃないでしょうか。

上海だったら食事などで使ってしまう金額ですが、かき集めないと作れない地域もあるわけです。
自給自足ということもあるのでしょうが。。
　
そして教育。
学校に行っていい成績を取らないと将来がありません。
教師の評価で将来が決まりますから、学校に行かなければならない。
そのためには必要のない携帯電話を購入しなければならない。
　
そして癒着や汚職といった腐敗。
この小学校の校長は、携帯電話1台につき何元もらっていたのでしょうか。
もらってなかったとしたら何のために？
　
３月２３日までに、生徒の家庭１１００世帯が携帯電話を購入していたとが分かった。
うち９９７戸に対しては解約の上、支払った費用を返還したという。　

お金が戻ってきてよかったですね。
　
ただし、費用を返還したのが携帯電話関連の企業側か、行政側かについては明らかにされていない。阿都郷中心学校の学校長は２５日までに停職処分になった。今後、生徒側に携帯電話を購入させた背景が明らかになれば、さらに厳しい処罰が科せられる可能性もある。　

まぁ校長のふところに入っていただけでしょう。
今の中国ではそう考えるのが普通です。

バブル崩壊する前に、こういう問題を少しでも改善していって欲しいですね。

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