人口13億人の中国、国民の3分の1が標準語話さず

授業用のメモ。　

人口13億人の中国、国民の3分の1が標準語話さず　

引用　
１３億人超の人口を抱える中国では、国民の約３分の１にあたる４億人以上が同国の標準語とされる「普通話」を話せないことが分かった。　

「話せない」と「話さない」では大きく違います。

上海でも、「上海語」だけしか話せないお年寄りの方もいらっしゃるので、「言葉が話せない」ということではありません。
これだけ広い国ですから、あとから出来た「普通話」が話せなくてもおかしいことではありません。
　
新華社によると、教育部の報道官は、普通話を話せる国民の割合は７０％にとどまるとし、残りの３０％は全く話せないとコメント。「普通話の使用拡大を強化していく必要がある」と述べた。　

実際、こういう政策が進められるにしたがって方言が消えつつあります。
上海語も消滅の危機にあるとか。　

ただ、普通話の浸透に反対する地域もあり、チベットでは学校での普通語使用に対する抗議活動が発生。一方、南部の広州では、当局が広東語を軽んじているとして市民らがデモを実施した。　

結局のところ漢民族のエゴなんですよね。
まぁ日本でもあったことですから何とも言えないのですが。

私もポンコツながらも言語を教えている人間ですから、標準語の大切さというのは感じています。
ただ、方言の良さというのもありますし（中国という広い地域だと方言とは言えないかもしれませんが）、全てを標準語にしよう！というのはなんとなく嫌です。

中国全土が「普通話」になったとしても、何十年後かには微妙な差が出てくると思いますし、無理やり進める必要はないのではないかと思います。　
　
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