雪の烏鎮へ その２

上海近郊にある水郷「乌镇（烏鎮）」へ行ってきた記録です。　

参考：雪の烏鎮へ　その１　

荷物をホテルに置いた後、雪がしんしんと降る烏鎮を散歩します。



もう夕方。
街に明かりが灯ります。

雪景色と相まって幻想的な空間が広がります。



絵葉書の中にいるようです。



ランタンもいつも以上に美しいです。



全体的に優しい明り。



行った日は中国の大晦日前日。
時期もよかったのですが、天気が雪なので人がいません。

私たちだけの街です。



とにかく静か。



他の季節も静かなのかな？



川を進む船もどことなくのんびり進んでいます。



誰にも邪魔されずに街を1周できました。

お腹が空いたので奥様が狙っていたレストランに向かいましたが、すでに閉店。
仕方がないので、空いているお店を探します。

見つけたところは普通の食堂。



ワンタン、10元ぐらい。

雪の中を歩いていたので、いつも以上においしく感じました。

これだけじゃ足りないので、



お粥屋さんで、



お粥に卵焼き。
これでも20元ぐらい。

とにかく「高くない」のです。
そして同じものを扱っているお店がありません。

中国の観光地は似たものや同じものが至る所に売っているのですが、烏鎮の西柵はすべてが違うお店でした。
奥様が調べてきた情報によると、お店がかぶらないように調整しているのと、出店の条件も厳しいので、なんでもかんでもいいというわけではないそうです。

テーマパークとして完璧だと思いました。
うるさい客引きもいませんし、お店の人も必要以上に声をかけてきません。

おそらくチケット代が全てに分配されるようなシステムなんじゃないでしょうか。
または給料制。ガツガツしなくてもいいという。

その証拠に、



↑ホテルの冷蔵庫の中身が、



↑そんなに高くないのです。
通常の値段に比べたら2倍ぐらいしていますが、中国の四つ星以上のホテルに泊まった方なら信じられない価格設定でしょう。
私は「ホテルの冷蔵庫の中にある飲み物は大富豪以外飲んではいけない」と決めていましたが、この値段なら



飲んでもかまわないでしょう。出世したな、俺。
ここのホテルは確か五つ星。
生まれて初めて五つ星ホテルの冷蔵庫の中にある有料ドリンクを飲みました。
いい気分です。

散歩の疲れもあって心地よく眠ることができました。

つづく

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