中国：「最もハチャメチャな立ち退き拒否の家」ついに政府が取り壊しへ

いつかは取り壊されるんだろうと思っていましたが、終わりは突然やってきたようです。　

ネットで話題の“立ち退き拒否の家”、ついに政府が取り壊しへ―浙江省温嶺市　

引用　
2012年11月30日、中国・浙江省温嶺市大渓鎮下洋張村の「最もハチャメチャな立ち退き拒否の家」の取り壊しがついに始まった。　

まるで住んでいる人が悪いかのように書いてある記事もあるようですが、最もハチャメチャにさせたのは政府です。
　


↑立退き拒否の家のことを「钉子户」と言います。

補償金に同意できないとかいろいろな理由があっても、そこを取り壊したいのは政府なので、強制執行されます。

それがわかる一文がこちら。
　
30日午後6時35分（現地時間）、羅保根さんは親戚と地元政府の職員との3者による話し合いの結果、立ち退き同意書にサインしたという。大渓鎮政府宣伝部はこれまで、「立ち退きを強行することは絶対にない」と話していたが、30日の取材では「この事案について大渓鎮政府は答えることはできない。温嶺市政府に聞いてくれ」と態度を一変。そこで温嶺市の対外宣伝部の蘇黎華（スー・リーホア）主任に電話をすると、「まだ話し合いはついていない。明日の朝になればはっきりする」との返事。だが、この電話の向こうでは何かを壊している大きな音がしていた。
　
話し合いがついていないのに物を壊す音がする。

そして、

羅保根さんは電話で「今忙しいんだ。ここには人が大勢いる。もうすぐ家も取り壊される。うるさくて何も聞こえない」と話した。再び羅さんに電話をすると、今度は羅さんの親戚が電話に出て「取り壊しが始まった。親戚や友人たちが引っ越しの手伝いをしている」と答える。「なぜ急に立ち退きに同意したのか？」という質問に、この男性は「ここ2～3日、連日色んな人が来てわれわれに圧力をかけた。補償額には合意した。足りない分は親戚や友人に寄付してもらって家を建てるつもりだ」と語った。　

圧力というか脅しでしょうね。

こういう話題は氷山の一角です。
逆に「取り壊してもらえれば補償金が入ってくるのに全然取り壊してくれないから怒っている」パターンもあるようです。

まぁ土地は国のものですから、従うしかないのでしょうね。。
争ったところで無駄なんでしょうな。
死んでしまったら本も子もないですし。

それと中央政府の考えが地方まで行き届いているかと言えば、そうではありません。
地方は地方で好き勝手やっているようです。

参考：

中国共産党（一党独裁の政権）

中国の最新情報は↓


　↓他の方のブログもチェック

ツイート