こういう考えが中国全土に広まればいいのに

テーマ：中国産食品の安全性

日本人からしてみれば一般的なサービス、いや当然と言ってもいいことですが、この国では特別なことになってしまうという内容です。　

良心的商売の“揚げパン兄さん”、店の前には長蛇の列＝河北　

引用　
「油条（ヨウティアオ）」とは、細長い揚げパンを指す。粥（かゆ）や豆乳にひたして食べるなどで、中国人の朝ごはんの「定番」だ。市販のものを買う場合が多いが、気になるのが使っている油だ。河北省保定市では、「新鮮な油だけを使っている」として、1軒の店が評判になった。　



↑これが油条

上海のどこでも売っているのですが、基本的に早朝に販売しているので、早朝に活動をしないポンコツのデジカメフォルダの中には画像がありません。
なので日本で売っている商品の写真です。

さて、冒頭のお店の話。

「最初は、1日の営業で残った揚げ油を、次の日にも使っていました」と正直に語る。しかし、ニュースを見ていて「食用油を反復して加熱すれば、大量の有害物質が生じる。人体にとっても大きな危害がある」と知った。「どうしよう」と考え込んでしまった。

ここまで来ると考え過ぎという気もしないでもありませんが、この考えが功を奏した模様。

結局、2012年の年初から「一級大豆油だけを使う。油は毎日、すべて取り替える」ことにした。経営上は、大きなリスクがあった。コストが大幅に上昇したことで、ある程度の値上げは避けられなかったからだ。

油条は1本0.2元ぐらいから売っているものなので、油の値段が命です。

ところが、客はかえって増えた。遠くから車を運転して買いに来る人も出てきた。

ここらへんが以前の中国とは違うところ。
食品の安全性を意識するようになったということですね。


中国産食品の安全性

でも中国らしい一文も。

なぜ人気が出たのか。過去4カ月、毎日朝食を食べに来ているという常連客の男性が説明した。「前によく行った店の油条は黒っぽくて、赤みを帯びていることもあった。食べた後、胃がもたれてしかたなかった。この店のは違うよ。黄金色のつやつやだ。味だって格別なのさ」という。

色が悪くて胃がもたれるのがわかっているのに食べ続けるという習慣。
自分で作るより安い場合もありますからね。

このようなお店が当たり前になる日は来るのでしょうか。
来てほしいな。

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