中国：iPad欲しさに腎臓売った少年、裁判始まる

以前取り上げた「中国・安徽　iPad買う金欲しさに腎臓売る」というニュースの続きです。　

iPad欲しさに腎臓売った少年、裁判始まる＝中国　

引用　
昨年、「iPad2」を買う金ほしさに自らの腎臓を仲介業者に売り、重い障害を負った中国・安徽省の当時17歳の少年にかんする刑事裁判が9日、湖南省の裁判所で開廷した。　

重い障害を負ってしまったようです。

昨年4月、少年はインターネット上で知った臓器売買のヤミ仲介業者と連絡を取り、湖南省内の「泌尿器科病院」で腎臓を摘出した。受け取った報酬で「iPad2」や携帯電話を購入したが、次第に体調が悪化し、障害者認定を受けるほどの重症となった。　

もう取り返しがつきません。

SIMフリー版Mac OS 搭載iPad2 (Wi-Fi + 3G) 16GBApple(アップル) 価格：69,800円（税込、送料込）

少年が腎臓を売ってまで欲しかったiPad。
容量で値段は変わると思いますが、腎臓と交換するものではないですよね。
いろいろかわいそうです。
　
調べによると、ヤミ業者は泌尿器科病院の主任医師らと結託して寄せ集めの麻酔設備で手術を行ったうえ、腎臓を売った利益15万元のうち少年にはわずか2万2000元しか渡さなかったという。　

寄せ集めの麻酔設備…。
漫画や小説の中の世界でしか見られないと思っていましたが、現実にあるんですね。

9日の審理では、ヤミ業者や医師ら9人の被告が出廷し「少年は23歳だと言った。成年だと思っていた」、「手術の段階で初めて臓器売買だと知った」、「（別の容疑者から）合法的な臓器移植だと説明されていた」などと弁明した。　

23歳だったらOKなのか。
臓器売買と知らなかったらその設備で手術して良かったのか。
合法的な臓器移植を寄せ集めの麻酔設備でできるのか。

ツッコミどころ満載です。

↓中国ニュースはこちら


　↓他の方のブログもチェック

ツイート

中国：瀋陽がゴーストタウン化

台風のせいで遼寧省で洪水が起きたという情報があったので、もしやと思ってチェックしたら実にくだらない理由。
くだらないというか、中国らしいというか。

ばかばかしいというか。

瀋陽のゴーストタウン化が訴える、私有財産が保障されない中国の実態―中国
　
引用　
瀋陽では最近、閉店ラッシュが続いている。現地政府によるコピー商品の取り締まりを避けるためだ。来年、「中国全国運動会」が開催されるため、公安局と工商局が合同でかなり力を入れた取り締まりを行うらしい。場合によっては、警察に連行されることもあると聞いている。　

まぁこの理由はまともなんですが、
　
噂によると、つまようじ売りのおじさんが「木の伐採許可証」がないことを理由に罰金3万元（約36万円）を要求された。このほかにも似たような話が街中を席巻し、瀋陽は今、ゴーストタウンと化している。何を言われても役所には逆らえないという恐怖から、コピー商品を扱っていない正規の店までもが店を閉じてしまっている状態だ。　

いつの時代のどこの国だ。

…2012年の中華人民共和国です。
　
コピー商品の撲滅を目指すことは素晴らしいことだと思う。だが、問題はそのやり方だ。悪いことをしていない市民まで、食用に殺されるのを待つ子羊のようにビクビクと怖がっている。これが真の法治国家で普通にみられる光景なのだろうか？少なくともこうした取り締まりが、市民の協力のもとで計画的に行われているわけではないことは分かる。　

今は瀋陽の話ですが、近い将来、他の町で行われても不思議ではないですね。
ここは中華人民共和国ですから。


中国ニュース

　↓他の方のブログもチェック

ツイート