中国：iPhoneが原因で就職面接落ちる

この話題は今の中国を象徴していると思います。
　
iPhone原因で就職面接落ちる、面接官曰く「富裕層の学生だから」。　

引用　
就職活動をしている大学4年生の高さんは、11月23日にある企業の面接に赴いたところ、開始数分で「iPhoneを持っている学生は必要ない」と、面接官からダメ出しされたという。
　
これだけだと「ブラック企業の面接か」とか「面接官がApple嫌いなんじゃないのか」なんて思いがちなんですが、よく見ると、　
　
面接官曰く、「まだ働いていない大学生が使っているiPhoneは親に買ってもらったもの。自分で働いて買ったわけではない。あなたは苦しみに耐えられない富裕層。私たちの会社の仕事は激務で、苦しみや辛さに耐えられる人じゃなければ務まらない」。つまり、大学生でiPhoneを使っている人は富裕層であり、富裕層はみんな忍耐力がない、というのがこの面接官の考えらしい。　

これは一理あると思います。
断りのコメントとしてもハイセンスだと思います。　

実際に富裕層と言うか、今の一人っ子たちは苦労を知らない子が多い。
私の教室でも、以前1日で辞めた子がいました。
仕事の覚えも悪く、日本語のレベルも低かったので、じっくり教育するしかないなと思っていた矢先。
彼女曰く「杭州から友達が仕事を探しに来るから手伝うため」なんて言っていましたが、明らかに言い訳でしょう。
そんな理由で辞められると思っているんですね。
お世話になっている方から頼まれて雇ったので、本人の都合でいなくなってくれてよかったのですが。

なので面接官の言い分も間違ってはいないと思います。

それはさておきiPhone。
単純に中国の平均月収よりも高いんです。



↑リンクはtaobaoとブログ村。

高級品なのに、所有率は高い。
メンツもあるんでしょうな。

↓日本で高いのを買うのと同じくらい

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でもほとんどの人が使いこなせていません。
メールと、SNS的なものと、ゲーム、音楽、ビデオ。
別にiPhoneじゃなくてもできることばかり。
日本も同じですかね。
中国の場合はそこにメンツが絡んでくるからややこしいです。

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中国、ネット「国家規制」緩和？

まさか。

共産党大会の直前から海外のサイトへの接続が悪くなりました。
VPNを使っていますが、これも不安定。
いつになったらネット規制が終わるんだろうと思っているところにこの話題。
　
中国、ネット「国家規制」緩和？　経済発展優先　検閲批判も意識　
　
引用　
インターネットの書き込みなどへの検閲が常態化している中国が、各国の通信当局者を集めて来月開かれる国際会議で、日本などがまとめた「通信事業者によるセキュリティー対策を奨励する」とする規制案を共同提案することが２９日分かった。　

インターネットの検閲でお馴染みの中国。
国家の規制から通信事業業者に任せるということなのでしょうか。　
　
日本案をもとにまとめたアジア、オセアニアなど３８カ国が加盟するアジア・太平洋電気通信連合体（ＡＰＴ）の共同提案に中国が同調するのは、同国に対する世界的な検閲批判を意識したためとみられる。　

まぁどうなるにせよ、通信事業業者はほとんど国営企業（のようなもの）であり、結局のところ国家の息がかかるので、「そういうスタンスだよ」ということを言いたいだけのようにも感じられます。　
　
ただ、中国は中東、北アフリカの大規模反政府デモが民主化につながった「アラブの春」後、国内で大規模デモが起き、ＳＮＳ（交流サイト）やチャットを閉鎖した経緯がある。習近平総書記就任の２日後の１１月１７日には、中国南部の福建省で警察への不満から暴動が発生。反政府活動の広がりは、懸念材料だ。　
　
これですね。

中東ジャスミン革命～中国茉莉花革命　

でも最近は「以前調べられなかった単語が調べられるように」なってきました。
　


↑これとか。

「根据相关法律法规和政策，部分搜索结果未予显示。」と表示はされますが。

以前はこんなキーワードを入れたら公安が来るとまで言われた中国のネット検閲。
どう変わるのでしょうか。
　

中国に自由を！劉暁波（りゅう・ぎょうは）
劉暁波氏にノーベル平和賞　

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