出来すぎ

初級の授業を担当しました。

1対1の授業でした。
その学生が完璧で逆に困ってしまいました。

教案通りに1時間進めていくという事ができませんでした。
なぜかというと、教案の必須部分が20分で終わってしまったからです。

2段階ぐらい昇級させたいほど、よく出来た学生でした。

質問もたくさんしてくれる、会話も積極的。
質問もただの質問ではなく、「○○はこういう意味ですよね」という話し方です。

本当に初級なのかな？と思ってしまいました。

残りの時間で新しい単語を覚えたいという事で、難しい語彙にもチャレンジさせてみました。

良く出来た学生さんは本当にすばらしい。
でも仕事としてはやりづらいな、と思いました。
そこが幅が狭いポンコツの悩みです。

今年の日本語能力試験

日本語能力試験を受けた学生に「どうでしたか」と聞いてみました。

結果は「簡単でした！」との答え。
1級の試験で簡単でした！と言えるのはすばらしいことです。

今年は聴解・読解が簡単だったようです。
文字・語彙が多少難しかったけど、問題はないとのことです。

今年はこんな問題が出たそうです。

「なんて美しい夜明けだ＿＿＿＿＿」。

選択肢に「かしら」や「こと」があって悩んだとのこと。

ここの答えは「こと」。
「～だこと」で女性が使う感嘆表現です。
「～ですこと」でもっと丁寧になります。
なかなか面白い問題が出ますね。

結果発表の時にはもっといい笑顔を見せてくださいね。